「久隅守景展」

2015.10.22 「逆境の絵師・久隅守景展」サントリー美術館。狩野探幽に師事し門下の四天王の実力者だったそうだ。なぜ逆境?家族の不祥事(娘の駆け落ち、息子の島流し)で探幽のもとを離れて狩野派の後ろ盾を失って各地を転々としたことによる。国宝「納涼図屏風」(国立博物館蔵)を観た。一部を模したのか古礀明誉の「夕顔棚納涼図」に笑う。競馬を描いた重要文化財「加茂競馬図屏風」「加茂競馬宇治茶摘図屏風」や囲碁に興ずる4人を描いた「琴棋書図・士農工商図巻」などを楽しんだ。もう一つ「鍋冠祭図押絵貼屏風」に描かれた対比する二人の女性図。片方が4,5枚の鍋を被っている。滋賀県米原市にある筑摩神社の鍋冠祭(米原市の無形民俗文化財指定/日本三大奇祭の一つ)が題材。祭り行列で女性はそれまでに付き合った男の数だけ鍋釜を冠るという不文律があった。正に女性蔑視の奇祭だ。現在は7,8歳の幼児による行列のみという。参照:web「筑摩神社(米原市)」
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by god-door70 | 2015-10-22 18:26 | 美術・音楽(entertainment) | Comments(0)
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