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切手に見る紙のお話(23) 新宮さま「命名の儀」と「大高檀紙」(2)

新宮さま「命名の儀」と「大高檀紙」(2)

b0089323_16204536.jpg 檀紙は、和紙の一種で、最も長い歴史をもつ紙の名称である。奈良・東大寺大仏殿(図4)の裏手にある正倉院が所蔵する奈良時代の古文書「正倉院文書」に檀紙の名前が出てくる。檀紙は、平安時代には手紙をはじめ、詩歌や和歌などを書く懐紙などに用いられる高級な紙であった。楮(こうぞ)の繊維を原料として漉かれた。《檀(まゆみ)の樹皮で作られた上質の紙ということで「檀紙」の名が使われたとの説もあるようだ》。
 平安時代には陸奥で多く産出されたが、中世には生産地が広がり各地で漉かれるようになっていった。b0089323_1624057.jpgb0089323_16263361.jpg福島県安達町上川崎地区は、千年以上の歴史を誇る手漉き和紙(上川崎和紙) (図5)の産地である。その起源は、平安中期に冷泉天皇の時代に始められたと伝えられ、紫式部(図6)や清少納言たち女性は、「みちのく紙」と称していたという。
 古くは檀紙には皴がなかったが、元禄時代ころから、皴をいれたものが現れ、檀紙には皴が入るというのが普通となった。紙の大きさによって「大高」、「中高」「小高」の別がある。 (つづく)

(図4) 第2次世界遺産シリーズ 第6集(古都京都の文化財)東大寺大仏殿(2002年)
(図5) 福島県上川崎局・「上川崎和紙」(初日印1989.2.1)
   《安達太良山を背景に和紙漉きを描く》
(図6) 第2次国宝シリーズ 第4集、紫式部日記絵巻(1977年)
by god-door70 | 2007-01-28 16:22 | 切手に見る紙のお話(paper) | Comments(0)

切手に見る紙のお話(22) 新宮さま「命名の儀」と「大高檀紙」(1)

新宮さま「命名の儀」と「大高檀紙」(1)

b0089323_2213938.jpgb0089323_22282.jpg 昨年(2006)9月13日の朝刊各紙は、新宮さま「命名の儀」について、《 宮内庁によると、秋篠宮さまは毛筆で和紙の「大高檀紙(おおたかだんし)」に、お名前の「悠仁」とお印の「高野槙」(図1・左)の字を書き込まれた。その紙を白木の桐箱に入れてお子様の枕元に置かれ、命名の儀式は終了した 》」と報じた。
 「大高檀紙」(右上)は、どのような「紙」なのだろうか手漉き和紙の世界を見てみよう。 
b0089323_228316.jpgb0089323_2285751.jpg 中国で後漢(西暦25~220年)の時代に、紙を書写材料に適するように改良した“紙祖:蔡倫(?~121年)“の造紙術(図2)は、ひとつはシルクロードにそって西方ヨーロッパ(図3)に、一方の流れは東方に伝播した。
 百済から日本へ伝来したのは、聖徳太子 (?-622) の頃で、和紙が誕生した。日本書紀によると、高句麗の僧曇徴が墨等と共に製紙術を伝え、日本で最初に紙が作られたとの記録があるという。記録するための貴重な紙としての存在を経て、屏風、障子紙、傘などに利用され庶民の間に広がって行く。紙の大量生産が本格化するのは江戸時代中期に入ってからである。(つづく)

 (図1) 1993.8.23 第15回国際植物科学会議記念 「コウヤマキ」(日本・1993年)
 (図2) ”紙祖” 蔡倫と手抄きの製造工程(香港・2005年)
 (図3) スエーデン最古の製紙工場(スエーデン・1990年)
by god-door70 | 2007-01-27 22:15 | 切手に見る紙のお話(paper) | Comments(0)

映画鑑賞(マリー・アントワネット)

b0089323_11491862.jpg 2007.1.26 映画「マリー・アントワネット」を観る。
 華麗なるヴェルサイユ宮殿で、愛と孤独に生きたフランス最後の王妃の結婚から宮殿を去る場面までの物語。マリー・アントワネットを明るく可愛らしくの映像いっぱい。
 ヴェルサイユ宮殿が綺麗に映されている。時代考証的に正しいかどうかは別にして、当時のファッション、馬車や小道具を想像できるだけでも楽しい。マイ好感度:中。
by god-door70 | 2007-01-26 11:47 | 美術・音楽(entertainment) | Comments(0)

ニューオータニ美術館「新春展」

b0089323_21463150.jpg 2007.1.25 内外情勢調査会懇談会の会場が、ホテルニューオータニだったのでホテル内にある美術館に立ち寄った。
 特に、目的があるわけでなかったが、大谷コレクションの油彩や軸など40点ほどが展示されていた。
 日本美術院創立にかかわりの深い横山大観、下村観山、菱田春草の三幅対の作品に興味をひかれた。若くして亡くなった春草を悼み大観と観山が対として描いたとのこと。
 画家同士の友情が感じられる。
 右写真は、その内の1幅、観山の「鶴」。
by god-door70 | 2007-01-25 21:36 | 美術・音楽(entertainment) | Comments(0)

横山大観「生々流転」特別公開展

b0089323_17151741.jpg 200701.23 都心に出た序でに、東京国立近代美術館に寄った。目的は、「横山大観生々流転」(重要文化財)特別公開展での、巻頭から巻末まで全長40メートルの展示。
 大気から誕生した一滴の水が、寄り集まって大海へと注がれていく水の一生を描いた作品。
 40メートルの墨絵を一歩一歩観ていくという初めての経験だった。
 大観の自然観や人生観を少しでも理解できればいいのだが・・・。
by god-door70 | 2007-01-23 17:14 | 美術・音楽(entertainment) | Comments(0)

京王沿線ウォーキング

b0089323_176416.jpg 200701.21 京王沿線ウォーキング「渋谷近辺の公園めぐりと原宿の散策」に参加。
 小雪が少しパラついた寒いどんよりとした日だった。渋谷駅南口をスタートし、宮下公園⇒東郷神社(下左)⇒鳩森神社(下右)⇒原宿駅⇒代々木公園⇒鍋島松涛公園⇒代々木八幡神社⇒初台駅までの約10㎞のコース。
b0089323_1775742.jpg 都心のウォーキングは、野山と違って空気は悪いが、思わぬ発見に出合えて面白い面がある。原宿駅に皇室専用のホームがあるのは知っていたが、地続きに皇室の分居があるのは知らなかった。竹下通りは時間が早かったので人通りは少なく商店への納入車と運搬人が目立った。お昼近くの時間になるとあたりは一変するのだろう。二・二六事件慰霊像(左)、国木田独歩住居跡、観世能楽堂、戸栗美術館、トム美術館などがあった。
 寒いのでスピードで歩き、2時間弱でゴールした。
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by god-door70 | 2007-01-21 16:34 | ウォーキング(walking) | Comments(0)

杉の子会(皇居東御苑)

 2007.1.16 杉の子会・新年初会合として皇居東御苑を散策。天気に恵まれコートが要らない位だった。北桔橋門から入り、天守閣跡、各番所、二の丸庭園、都道府県の木、三の丸尚蔵館などをまわった。はじめて御苑を訪れた方もあり、有意義な新年初会合だったのではないかと推察している。
 春はまだ遠いが、カンザクラ、水仙などが少しずつ花を咲かせていた。桜の咲く季節に再会を約して家路につく。
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by god-door70 | 2007-01-16 22:25 | Comments(0)

ウォーキング「青空歩こう会」

b0089323_14595575.jpg 2007.1.11 今年初のウォーキング。毎月第一木曜日に開催されている「青空歩こう会」に参加。寒い季節にもかかわらず80人以上集まっていた。初詣コースということで参加者が多いのでは、との主催者の話。
 コースは、上井草保健センター⇒観泉寺⇒井草八幡宮⇒荻窪八幡神社⇒光明寺⇒白山神社。6-7㎞程度でお参りを繰り返しながらのウォーキング。
 正月から10日が過ぎ、どこも静かで参拝客は数組がちらほら。境内では、返却された破魔矢などを焼却する作業が行われていた。
 観泉寺(上)は、数度訪れているが境内はいつも手入れが行き届いていて落ち着きがある。都の旧跡に指定されている今川家累代の墓がある。井草八幡宮の本殿(下左)は、杉並区最古の木造建築物だそうだ。下右は、井草神社境内に集められている力石。
 天気に恵まれた「歩き初め」の半日。
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by god-door70 | 2007-01-11 20:00 | ウォーキング(walking) | Comments(0)

映画「武士の一分」

b0089323_12235878.jpg 2007.1.10 日本映画「武士の一分」を観る。山田洋次監督、原作は藤沢周平「盲目剣 谺返し(こだまがえし)」、木村拓哉主演。下級武士としての生活と武士道を描く作品。
 「下級武士の身の丈に合った日々を懸命に生きる主人公が持っている心と情愛の念を敬意をこめて描いた」という山田監督の言葉がじわっと通じてくる作品であった。
 俳優さんの剣使いは皆さん上手だが、木村拓哉の剣さばきは結構見事にみえた。詳しいわけではないけれど。相手役の壇れいさんは宝塚出身とか。時代劇の雰囲気出ていてピッタリの感じ。
 山田監督は寅さんシリーズで有名だけど、一本もその映画を好みの問題だけど観たことはない。時代劇第1作目「たそがれ清兵衛」と同様、マイ好感度「上プラス」。2作目の「隠し剣 鬼の爪」は、観ていないのでDVDでも借りるかな。
by god-door70 | 2007-01-10 18:22 | 美術・音楽(entertainment) | Comments(0)

囲碁(初手合わせ)

 2007.1.6 毎月定例的に開催されている「碁楽会」の新年会に参加。新年会食後に、会員間で「初手合わせ」。
 昨年から時折お互いに囲碁を楽しんでいるOさんと対局。結果はともかくコンピューターソフト囲碁では味わうことのできない緊張感、肌で感じる感触、集中する時間の経過が何んとも言えない。先生から毎回重要な定石、手筋などを教えていただくが、とんと身につかないのが悔しいけれど。
 昨日、「川﨑小虎と東山魁夷展」で、小虎が描いた「囲碁」(下)という題名の絵を見付け嬉しくなった。十二単の衣装の女性が碁に興じている6曲屏風絵。碁石は、しっかり描かれているところをみると、小虎画伯は囲碁に造詣が深いのではないかと勝手に推察している。
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by god-door70 | 2007-01-06 14:18 | Comments(0)