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切手に見る紙のお話(54) 折り紙・希代の名作「折り鶴」 (5)

折り紙・希代の名作「折り鶴」 (5) オバナ大統領の《折り鶴》
 *(1)~(4)は、切手に見る紙のお話(13)~(16)でご覧ください。
b0089323_8243778.jpgb0089323_1454751.jpg 2016.5.24 アメリカ オバマ大統領が広島を訪れ「原爆資料館」を見学後、広島原爆慰霊碑に献花、原爆ドームを見学した。現職大統領が広島を訪れたのは初めての記念すべき日となった。
 原爆資料館を見学した際、芳名帳に記載し、和風の模様入りの紙で作ったピンク色や青色の10cmほど大きさの自作折り鶴を2羽を添えた。広島の平和記念公園には、いつでも何千、何万もの折り鶴が手向けられている。「原爆の子の像」のモデルの少女は闘病中折り鶴を作り続けたという。
 2016.6.9~8.31の間、小中学生に手渡した2羽の折り鶴と共に原爆資料館で公開された。折り鶴は、高さ約7cm、両翼の長さ約10cm。花などをあしらった和紙の模様入りの紙で作られている。芳名帳には「共に、平和を広め核兵器のない世界を追求する勇気を持ちましょう」と記載されている。

参考資料
 2016.5.25 日経新聞、産経新聞
 2016.6.9 産経新聞「オバマ氏折り鶴 公開へ」

*1982~83 慶弔切手「折り鶴」
*2003.3.20 第2次世界遺産シリーズ第11集 「原爆ドーム」「広島県物産陳列館」
by god-door70 | 2016-05-31 17:47 | Comments(0)

フラワーアレンジメント#61「コンチェルト」

フラワーアレンジメント#61「コンチェルト」
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by god-door70 | 2016-05-31 15:05 | フラワーアレンジメント/ 家内 | Comments(0)

切手に見る紙のお話(53)アラカルト(4)「鳥獣人物戯画」

アラカルト「鳥獣人物戯画」
 b0089323_1622681.jpgb0089323_16224761.jpg 2011.11.15「鳥獣人物戯画 表裏い描き剥がして絵巻に」、「和紙の表裏剥いで分割」と京都国立博物館が発表した。画期的な発見と新聞が報道した。切手で《鳥獣人物戯画》をみることにした。
 世界遺産であり国宝の《鳥獣人物戯画》は、京都市の高山寺に伝わる紙本墨画の絵巻物。現状は甲乙丙丁b0089323_20392749.jpg4巻からなる。甲巻は擬人化された動物を描き、乙巻は実在・空想上を合わせた動物図譜となっている。丙巻は前半が人間風俗画、後半が動物戯画、丁巻は勝負事を中心に人物を描く。甲巻には動物たちの遊戯が躍動感あふれる筆致で描かれている。甲乙巻が平安時代後期の成立、丙丁巻は鎌倉時代の制作と考えられている。鳥羽僧正覚猷b0089323_8381259.jpgb0089323_8385131.jpg(1053~1140)の筆と伝えるが、他にも絵仏師定智、義清阿闍梨などの名前が指摘されている。いずれも確証はなく、作者未詳である。「日本最古の漫画」とも称される。
 絵巻の元は1枚の和紙にの表と裏に絵が描かれていたものを江戸期に表裏2枚に薄く剥がして仕立て直したとみられる。調査結果、台紙に貼りつけ、つなぎ合わせて絵巻物にしていたと結論づけたとしている。

参考資料
 web 「高山寺」 Wikipedia 「鳥獣人物戯画」
 2011.2.16 「日経新聞」「産経新聞」

右 *2001.12.21 第2次世界遺産シリーズ第5集 「高山寺(石水院、表参道)」
左上*1977.3.25 第2次国宝シリーズ第3集「鳥獣人物戯画」
左下*1990.10.2 国際文通週間 「鳥獣人物戯画 甲巻から」
by god-door70 | 2016-05-30 08:50 | 切手に見る紙のお話(paper) | Comments(0)

切手に見る紙のお話(52)紙の歳時記(新年【7-2】扇)

紙の歳時記 (新年【7-2】扇)
 舞扇は、日本舞踊に用いられる扇子である。普通の扇と材質は同じで、10本ある骨には竹や木、扇面には紙が用いられる。しかし舞踊では扇を投げたり、指で挟んで回す「要返し」などの動作を行ったりするため、扱いやすいよう要の部分に鉛の重りが仕込まれている。また、耐久度を上げるため、親骨と紙は糊で貼られた上に糸で結ばれ、強化されている。扇面は無地のものや、各流派の流紋がデザインされたものがある。
   舞姫図屏風       狩野長信画       上村松園画
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   能ではシテ方、ワキ方、地謡方、囃子方、後見方などすべての人が必ず能扇を携えて舞台に立つ。鎮扇は、地謡、囃子方、後見などが持つ扇で、畳んだときに先がすぼまった閉じる形。一方、中啓扇は主にシテ方が使う扇で、畳んだ状態で先が広
b0089323_18545256.jpgがっている「末広」の形。「翁扇」をはじめ「神扇」「鬘扇」「修羅扇」「鬼扇」など、役柄によって絵柄や色調、骨色などが決まっている。扇は各流儀できまりがあり、細部の形状が異なる。
 能における扇の役割について、金剛流能楽師の種田道一さんはweb《にほんのこころ》で「能の出演者にとっては、武士の刀のようなものです。常に身体につけておくか、身の回りに置きます。演者はb0089323_2142885.jpg様々な意味を扇によって表現します。」と記している。
 福岡のふるさと切手に描かれた「大江幸若舞」は、福岡県みやま市瀬高町大江に伝わる重要無形民俗文化財(1976年)に指定された民俗芸能。能や歌舞伎の原型といわれ、700年の伝統を持ち、毎年1月20日に大江天満神社で奉納される。幸若舞は、中世から近世にかけて、能と並んで武家達に愛好された芸能であり、武士の華やかにしてかつ哀しい物語を主題にしたものが多く、これが共鳴を得たことから隆盛を誇った。
     
参考資料
 Wikipedia 「舞扇」「能扇」「大江幸若舞」、web  「にほんのこころ#9 能の扇」

*1961.4.20 切手趣味週間「舞姫図屏風の一部」
*1962.4.20 切手趣味週間「狩野長信画《花下遊楽図より》」
*1965.4.20 切手趣味週間「上村松園画《序の舞》」
*1983.9.14 国立能楽堂開場記念「国立能楽堂よ能楽師」
*2001.1.19 ふるさと切手福岡 「大江幸若舞」
by god-door70 | 2016-05-27 18:36 | 切手に見る紙のお話(paper) | Comments(0)

切手に見る紙のお話(51)紙の歳時記(新年【7-1】扇)

紙の歳時記 (新年【7-1】扇)
b0089323_103979.jpg 扇は涼をとるためのものとして始まった。もとは団扇の形であったが、折りたたみのできる形となった。はじめにヒノキの薄片をつづり合わせた檜扇ができ、その後に紙扇ができてこの2種類が形式・用途において主流である。
 日本の扇は、中国大陸には北宋の時代に伝わった。以後多くの日本の扇が中国へ渡るが、中国においても日本の扇に倣い、折りたたみのできる紙貼りの扇が作られるようになった。また16世紀に入り日本とポルトガルとの交易が始まると、日本の扇も中国で作られた扇とともにヨーロッパに伝わり、ヨーロッパでは貴族の女性の持ち物として、日本や中国のものとは違う独自の様式の扇が作られた。
b0089323_10434255.jpg 扇面についてみる本来は「糊地」という加工した和紙を貼るが、合成繊維や布を貼ったものもある。この扇面に絵を描く必要から、湾曲した形状の紙に描く、扇絵と呼ばれる日本画の形式が発展した。この扇絵を得意としたのが、俵屋宗達であるといわれている。
 檜扇は、宮中で用いられた木製の扇のことで、ヒノキの薄板20~30枚の一方をとじ他方を糸につらねて開閉できるようにした板扇である。女性の用いるものは特に袙扇とも呼ぶ。紙製の扇(蝙蝠扇)はここから派生し、紙には鳥の子や色紙などが使われた立派なものから次第に簡素な普段使いの扇が使われるようになった。
b0089323_20392582.jpg 宮中行事で使用される皇族女性用は、39枚の檜材の柾目挽きの扇に、松と梅の糸花を飾り6色の糸で綴じたものを用いている。切手図案の檜扇は、皇后陛下が御結婚の際、お手に持たれたもので、檜の薄板を綴じ連ねて作られた扇で胡粉(白)地に梅、竹及び尾長鳥が描かれ、美しい糸花を付け、飾り糸が垂らされている。
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参考資料
 平凡社「大百科事典」
 Wikipedia 「扇」、「檜扇」 
web 「日本郵便切手情報2009年度」

右上*2012.10.25発行 伝統工芸シリーズ大集 「京扇」 
左上*1974.10.9発行  万国郵便連合100年記念 俵屋宗達「牛追い図」
左中*2009.4.10発行  天皇皇后両陛下ご成婚50年記念
by god-door70 | 2016-05-24 20:56 | 切手に見る紙のお話(paper) | Comments(0)

切手に見る紙のお話(50)紙の歳時記 夏【1-2】紙ヒコーキ」

紙の歳時記 夏【1-2】紙ヒコーキ(起源など)
b0089323_12003126.jpgb0089323_10351033.jpg レオナルド・ダ・ヴィンチの書いたノートの中に羽搏き飛行機やヘリコプターの翼を紙で作ることができるとしている。日本では江戸中期に流行した投扇興(開いた扇を投げて的を落とす遊戯)や明治初期の「飛ぶ鶴」などが「折り紙飛行機」の起源と考える説もある。昭和初期に現存の原型となる折り紙飛行機が作られたようだ。藤岡靖男氏は、紙の博物館「百万塔」誌の中で《「折り紙飛行機は多分日本で始まり、世界に拡がった遊びです」と書いている。
 本物の飛行機は1891年リエンタールがグライダーで滑空に成功、1903年にライト兄弟が動力飛行機で飛行に成功。日本では二宮忠八が1891年に竹と和紙を主材料としたゴム動力飛行機の飛行に成功した。
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参考資料
 紙の博物館「百万塔」《藤岡靖男「折り紙飛行機の歴史」》
 wikipedia 「二宮忠八」

*2003.5.22 アメリカ 「ライト兄弟初飛行100年」
*1978.9.1 ブラジル 「Cijdren at play」

by god-door70 | 2016-05-16 11:24 | 切手に見る紙のお話(paper) | Comments(0)

切手に見る紙のお話(49)紙の歳時記(春【1-2】) 紙風船 風船爆弾

紙の歳時記(春【1-2】) 紙風船(風船爆弾)
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風船爆弾は、太平洋戦争において日本陸軍が開発した気球に爆弾を搭載した兵器である。和紙とコンニャク糊で作った気球に水素を詰め、大気高層のジェット気流に乗せてアメリカ本土を攻撃しようとした兵器。気球の直径は約10m、総重量は200kg昭和19113日未明に3カ所の基地から同時に約9,300発が放たれ、アメリカ本土に到達したのは1,000発前後と推定されているそうだ。当時市場からコンニャク芋が消えたというエピソードが残されている。

b0089323_824662.jpg材質は楮製の和紙が使われ、接着剤には気密性が高く粘度が強いコンニャク糊が使用された。和紙を5層にしてコンニャク糊で貼り合わせ、乾燥させた後に、風船の表面に苛性ソーダ液を塗ってコンニャク糊を強化し、直径10mほどの和紙製の風船を作成した。

風船爆弾用の和紙(気球紙)を最初に開発したのは埼玉県比企郡小川町「小川和紙」で昭和8年頃とされている。小川和紙は、純楮紙で繊維が長く強靭であった。気球一基に対し気球紙は約600枚を要した。紙サイズは2種類で、大判は635分×22(193×67cm)、小判は22寸四方(約67×67cm)だった。大判(楮の繊維が縦方向)と小判(繊維が横方向)を網目状に組み合わせて貼合わせた。

9,300発の放球のうち、アメリカ本土に到達したのは1,000発前後と推定され、アメリカの記録では285発とされている。最も東に飛んだ記録としてミシガン州で2発が確認されている。

一條三子著「小川町の和紙と十五年戦争」に、材料として小川和紙が生産・納入された経緯が記されている。「コンニャク糊がしみこむようできるだけ薄く、しかもできるだけ丈夫な和紙を、との注文を受けたのは老舗紙問屋の小津商店であり、発注者は国産科学工業研究所であった。・・・・・・特別注文の和紙は、しばらくは久保、関口二軒の生産者から産地問屋の新井商店に納められ小津商店を経て国産科学に運び込まれた。ここでコンニャク糊で張り合わされ、気球に組み込まれ陸軍科学研究所に納入された。」と。


参考資料

Wikipedia 「風船爆弾」「小川和紙」

 紙の博物館「百万塔 №77」《一條三子著「小川町の和紙と十五年戦争」》
 山本和著「紙の歳時記」
切手情報
 左上*1972.9.1 埼玉県小川郵便局・風景印 「小川町の手漉き加工」
 左下*1989.11.17 第9回熱気球世界選手権記念
 右*2000.11.1 ふるさと切手・佐賀「佐賀インターナショナル・バルーンフェスタ」

by god-door70 | 2016-05-14 10:50 | 切手に見る紙のお話(paper) | Comments(0)

切手に見る紙のお話(48)紙の歳時記(春【1-1】) 紙風船

紙の歳時記(春【1-1】) 紙風船

梶よう子著「迷子石」を読んでいたら「富山の薬売りは懸場(得意先)に赴くと、薬と一緒におまけを置いてくる。子どもには紙風船などの玩具、大人には錦絵版画だ。その錦絵版画が売薬版画とよばれているおまけだ。諸国の風景画や、芝居画などで、お客には好評なのだそうだ」とある。紙と風船の関連を切手を探った。
b0089323_2263695.jpg 風船は、紙やゴム、ビニールなどで作られた袋の中に気体を入れて膨らませて使われる玩具である。気体が水素やヘリウムといった浮揚性のあるガスの場合には、さらに持ち手となる糸やリボンを装着する。 紙風船は、紙製の中空の玩具で空気を吹き入れて手で打ち上げて遊ぶ玩具。角風船や紙手鞠などの紙風船はゴム風船同様、富山売薬をはじめ配置薬の行商人が子供におまけとして配ることがあった。
 紙手鞠は、空気玉とも呼ばれ、花びら状の半透明なグラシン紙を球状に貼り合わせ、天地に丸い紙を貼り合わせた素朴な伝統的玩具。天地の片方には空気穴があり、息を吹き入れて膨らませる。
 角風船は、雁皮紙などの薄い紙を貼り合わせて作られた四角い風船のこと。富山売薬では広告や漫画の刷られたものが配置薬の行商人が子供におみやげとして配られたが、角風船の張り手の減少とともにゴム風船にとって代わった。
 折り紙の風船は、和紙などの折り紙を折ることで作られる四角い風船のこと。
b0089323_10211281.jpg  熱紙風船は大きい紙で作られた袋の口の中央に燃料などを付けた布などを固定して点火し、熱気球の原理で飛ばす風船のこと。中国、台湾では天灯、タイ王国ではコムローイと呼ばれ、アジアの祝祭行事に飛ばされることが多い。
 日本では秋田県仙北市(西木町上桧木内)で毎年2月10日に行われている上桧木内の紙風船上げの行事が有名である。上桧木内の紙風船上げは、100年以上の歴史を持つ伝統行事で仙北市の無形民俗文化財に指定されている。従来、上桧木内では習字用の半紙程度の小さな和紙を使用して紙風船を作り、五穀豊穣、家内安全を願う規模の小さな小正月行事のひとつであった。近年、巨大化が進み従来の半紙ではなく、幅1メートルほどの業務用和紙を貼り合わせて作っており、大きいものでは長さ12メートルに達する巨大な円筒形構造のものもある。上部は熱気が逃げないように厳重に和紙で封を施し、下部は直径1メートルから3メートルほどの竹で出来た輪を取り付け、この輪に紙風船の揚力源の石油を浸み込ませた布玉を固定して完成する。打ち上げでは熱気が充満すると紙風船は膨れ上がり、描かれた願い事や武者絵、美人画などが、灯火の明かりにより和紙をすかして浮かびあがる。
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(余談)金沢で味一筋に歩む和菓子処、菓匠 高木屋が「紙ふうせん」という菓子を販売して好評をえている。PRによると「色とりどりのまあるい最中に、ぶどう、レモン、ワイン、黒糖風味の和風ゼリーが入っています。パリッとした皮とやさしい甘さのゼリー・・・新感覚の和菓です。」とあり、5色の折り紙付き「紙ふうせん」の折り方がついています。

*2015.9.18発行 童画のノスタルジーシリーズ「ロンバーちゃんとふうせん」
*2007.2. 1発行 フレーム切手「冬の秋田」の「上桧木内の紙風船上げ」
*1979.8.24発行 日本の歌シリーズ「夕焼けこやけ」

参考資料
web 「仙北市」「菓匠 高木屋」
wikipedia 「西木の冬祭り 紙風船上げ」
by god-door70 | 2016-05-11 10:11 | 切手に見る紙のお話(paper) | Comments(0)

フラワーアレンジメント#66「スイートシャンパーニュ」

フラワーアレンジメント#66「スイートシャンパーニュ」
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by god-door70 | 2016-05-10 21:27 | フラワーアレンジメント/ 家内 | Comments(0)

映画「蝶々夫人」

2016.5.10 ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場で上演されたオペラシリーズを映画化した「蝶々夫人」を新宿ピカデリーで観る。プッチーニの代表作オペラを映像化。オペラ全幕そして裏方たちを映画で観れる3時間。「トーランドット」「マノン・レスコー」に続く3回目。障子、提灯、文楽を採り入れた舞台装置・演出が新感覚で見応えがあった。
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by god-door70 | 2016-05-10 18:10 | 美術・音楽(entertainment) | Comments(0)