2010.6.10 紙パルプ倶楽部午餐会でジャーナリスト藤田正美氏による講演「劣化する政治と経済・日本再生の道」を拝聴。
政治家として失格の鳩山首相の退陣により、菅政権が誕生。問題山積みの日本の舵取りに失敗すれば世界からの信用は地に落ちる状況となる。新首相は「経済成長、財政再建、社会保障を一体的に実現する」と語った。「友愛」とか「国民の命」とかを連発した鳩山前首相よりは、現実的な問題意識が鮮明で、安心感があるように思える。期待したいが、野党時代の主張そして最近の沈黙が政権とりのためだとすると何を考えて実行していくのか判然としない。バラマキ政策を誰が負担するのかが問題。再生の道として最大課題は少子化問題への対応だ。移民の受け入れすら考慮しなければ日本は衰退の一歩を辿る。
いずれにしてもお題目だけでなく実行こそと思うのだけど。