人気ブログランキング | 話題のタグを見る

平櫛田中彫刻美術館

 2011.7.8 彫刻家平櫛田中さんの代表作で最も有名な『鏡獅子』を国立劇場で観て、何時か他の平櫛作品を観ることが出来たらと思っていた。晩年過ごした居宅に隣越した「小平市平櫛田中彫刻美術館」があると知り出掛けた。高さ60cm位の「鏡獅子」も展示されていた。木彫に鮮明に彩色され、小型ではあったが何とも言えない雰囲気をもっていた。木喰上人仏像の微笑を想わせる平櫛作品「気楽坊」の数々のお顔を見ていると笑いだしたくなった。
 玄関外に巨大なクスノキの幹(高さ4m、直径2m?)が置かれていた。100歳の時になお20年分彫るために取寄せた原木だとか。製作意欲に感嘆。居宅・アトリエも見学。熱中症予防報道がされている暑い一日を過ごした。
平櫛田中彫刻美術館_b0089323_2345240.jpg

by god-door70 | 2011-07-09 22:05 | 美術・音楽(entertainment) | Comments(1)
Commented by フロムA at 2011-07-10 23:08 x
交通の便が悪いのが欠点ですがとても良い美術館です。平櫛先生は生前、自宅傍の玉川上水を散歩されるのがお好きで時折お見かけしました。以前は邸宅内だけに作品を展示していたのですが隣の美術館が出来てから展示はそちらに移りました。本宅の半地下にある書庫には羨ましい程の所蔵本ばかりです。今何処にあるかは分かりませんが、改築前の歌舞伎座の1階ロビー左にやはり60㎝の6代目の鏡獅子の像がありました。これは下着一つで鏡獅子の同じポーズをとっています。歌舞伎座では舞台稽古の前にポビーで稽古をする日があり、その稽古を見守る様に置かれていました。歌舞伎座復活の折は又展示されると思いますので是非ご覧になって下さい。
<< フラワーアレンジメント#13... 切り絵作品#137「団扇・紫陽花」 >>