切手に見る紙のお話(40)「紙の歳時記(新年【5】トランプ」

紙の歳時記(新年【5】 トランプ
b0089323_19341298.jpg トランプは、カードを使用した室内用の玩具。多種多様なゲームに用いられるほか、占いの道具としても手品(マジック)の小道具としてもよく用いられる。
 世界標準タイプは、53〜54枚の札からなり、そのうち1〜2枚はジョーカーと呼ばれる札である。ジョーカー以外の52枚の札は、スペード、ハート、クラブ、ダイヤの4種の絵柄に分かれており、各絵柄に13の番号の札がある。A(エース)、2、3、4、5、6、7、8、9、10、J(ジャック)、Q(クイーン)、K(キング)からなっている。カードの標準サイズは、ブリッジサイズとポーカーサイズの二種類がある。ブリッジサイズは約89mm×約58mm。横幅が短いので、コントラクトブリッジのような、手に持つ枚数が多いゲームに適している。ポーカーサイズは、約88mm×約63mm。横幅が広いので、ポーカーのような、手に持つ枚数が少ないゲームに適している。
 トランプの起源には諸説あり正確にはわからない。日本に伝来したのは16世紀後半にポルトガルから持ち込まれ、やがて日本化して最古のトランプ【天正かるた】となる。最初はアメリカ、イギリスからの輸入であったが、やがて国産品もつくられるようになった。任天堂創業者が1902年日本初のトランプを製造。カード用の紙はアイボリー紙。白一色の板紙で紙の表面仕上げに蜜蝋を使ってねっとりした感触が求められた時代もあった。白板紙は表裏は白、中は黒がかった原料を多層円網抄紙機で一枚の厚紙にした三層漉き合わせの紙である。1953年に任天堂がプラスチック素材を取り入れたトランプを開発・販売。それが世界に広がり、現在ではプラスチック素材が取り入れられたトランプが大きく普及している。
*参考資料:WEB任天堂、WEB大日本トランプ、平凡社大百科事典、山本和著「紙の歳時記」、wikipedia
*切手data:「第6回喫煙と健康世界会議記念」1987.11.9発行
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by god-door70 | 2013-04-04 20:21 | 切手に見る紙のお話(paper) | Comments(0)
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