折り紙・希代の名作「折り鶴」 (5) オバナ大統領の《折り鶴》
*(1)~(4)は、切手に見る紙のお話(13)~(16)でご覧ください。
2016.5.24 アメリカ オバマ大統領が広島を訪れ「原爆資料館」を見学後、広島原爆慰霊碑に献花、原爆ドームを見学した。現職大統領が広島を訪れたのは初めての記念すべき日となった。
原爆資料館を見学した際、芳名帳に記載し、和風の模様入りの紙で作ったピンク色や青色の10cmほど大きさの自作折り鶴を2羽を添えた。広島の平和記念公園には、いつでも何千、何万もの折り鶴が手向けられている。「原爆の子の像」のモデルの少女は闘病中折り鶴を作り続けたという。
2016.6.9~8.31の間、小中学生に手渡した2羽の折り鶴と共に原爆資料館で公開された。折り鶴は、高さ約7cm、両翼の長さ約10cm。花などをあしらった和紙の模様入りの紙で作られている。芳名帳には「共に、平和を広め核兵器のない世界を追求する勇気を持ちましょう」と記載されている。
参考資料
2016.5.25 日経新聞、産経新聞
2016.6.9 産経新聞「オバマ氏折り鶴 公開へ」
*1982~83 慶弔切手「折り鶴」
*2003.3.20 第2次世界遺産シリーズ第11集 「原爆ドーム」「広島県物産陳列館」