切手に見る紙のお話(66)「世界の名著【2】コーラン」

「世界の名著【2】コーラン」
b0089323_20222543.jpg 2016.7.1バングラデシュの飲食店襲撃事件で日本人7人を含む20人の尊い命が失われた。報道によると、中東過激派組織による憎むべきテロの仕業だ。襲撃者が人質にイスラム教の聖典コーランを信仰する宗教をチェックするために暗唱させ、できない者を殺害したという。コーランが悪用されたのである。宗教の恐ろしさだ。
  コーランは、イスラム教の根本聖典。ムハンマドが610年から亡くなる632年までの間に天使を通じて神から受けた啓示をまとめたもの。114章からなり、約8万語のアラビア語により散文および韻文で構成されている。もともと、声に出して読まれるものを意味しており、アラビア語の韻律の美しさが秀でている。完成されたのは第3代指導者の時代で650年頃と言われている。キリスト教でいうと「聖書」にあたる存在であるが、福音書のように著者がいるわけではなく、あくまで神の啓示をそのまままとめたものとされる。根本的思想から、日常生活での禁止事項、推奨事項などが記されている。
b0089323_2235370.jpg イスラム教のイスラムとは「帰依する」という意味で、神にすべてを委ねること。コーランは神の言葉であるので神に帰依するということは具体的にはコーランの言葉に従うことになる。人間の判断の基準としてイスラム教徒の思考や行動を規制することになる。
 個人的には、「聖戦(ジハード)」「ラマダン」「豚肉ダメ」「酒ダメ」「女性ベール」「多妻」「スンニ派だ、シーハ派だとか」などなど宗教上の事項だから理解出来ない事項が多すぎる。しかし、これが宗教なのだろう。信教は自由な権利。しかし、聖戦、テロは論外だ。コーランを世界の名著に選んだが、悪魔の声になってしまう。勘弁してくれの心境である。

参考資料
 池上彰「世界を変えた10冊の本」文芸春秋
 web 「wikipedia《コーラン》《イスラム教》」
by god-door70 | 2016-07-07 22:05 | 切手に見る紙のお話(paper) | Comments(0)
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