切手に見る紙のお話(1) 紙はどのようにして作られるか

紙はどのようにして作られるか
  紙を作るのに絶対に必要な抄紙用網の専門メーカーに、40年以上も勤務していたので、「紙」には特別な愛着を持っている。
 抄紙用網は、手漉きでは竹簀(たけす)だが、機械抄きでは金属網、または高分子糸で織った網である。紙の仕様・品質は、網が走行するワイヤーパート工程で85%以上紙として形成され、プレス工程で搾水、ドライ工程で乾燥されて紙となる。
 「紙は文化のバロメーター」と言われ、生活文化にとって貴重なわりには、その重要性が認識されていないのが残念である。まして、紙が作られる方法についてご存じの方は稀れで、特に抄紙用網がはたす役割に関心を持たれる方はないと言えよう。
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 そこで、趣味である切手を利用して、「紙の製造方法」を以下の3枚のリーフにまとめた。
 3リーフの構成は、「紙づくりの始まり」で、紙の起源を探り、「製紙技術の伝播」で、中国において発明された紙の製造方法がどのように世界に伝えられていったかを見る。そして「現代の製紙技術」で、原料から紙製品までの製造工程が一目で分かるように心掛けた。
 初期の製造方法と抄紙機械での製造方法を対比みると、それぞれの工程で要求される機能が、全く同じであることが分かる。第1リーフと第3リーフを比較すると、分割されていた作業が連続大量生産方式に変わった様子を垣間見ることができるように組み立てた。
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by god-door70 | 2006-07-05 10:51 | 切手に見る紙のお話(paper) | Comments(1)
Commented by tokutoujin at 2006-07-06 20:18
素晴らしい資料と拝見した次第。しかし残念なことは、字が小さくて読めないのです。原画をパソコンで送ってくれませんか。(tokutoujin)
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