切手に見る紙のお話(4) 紙がない時代の書写材料(3)

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紙がない時代の書写材料(3)
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[パーチメント(羊皮紙など)]
 紀元前1500年頃になると、羊、山羊、子牛などの動物の皮を素材としたパーチメントが、書写材料として出現する。パーチメントは折り曲げに強く、虫に喰われることが少なく、保存性にも優れていたので、 冊子本にも適していた。紙が出現するまでの間、パピルスに代b0089323_2163526.jpgわる書写材料として広く使われるようになる。
 動物の皮の供給が容易でなければ書写材料の素材として適さないところだが、羊は旧約聖書では神が人間に食べることが許した動物であった。雄の子羊は重宝がられずに間引かれ、食料用に殺され、その羊皮がパーチメントに利用された。しかし、パピルスと比べれば、高価なものであった。

(図)パーチメントは貴重であったため、主として王侯貴族たちによって書や冊子本などに用いられた(エジプト・1966年)
by god-door70 | 2006-07-25 21:11 | 切手に見る紙のお話(paper) | Comments(0)
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