遅ればせのサッカー談義

 2006.7.27 遅ればせのサッカー談義。ワールドカップが終わったが、フランスの選手の暴力事件でサッカー界にとっては苦しい展開が続いていた。ようやく罰金と社会奉仕で決着した。開催期間中は、新聞も数面を使って報道し、世界杯の争奪戦に世界中が燃えていた。そのお陰で、サッカーの名称の由来など興味深い記事も散見された。b0089323_10292676.jpg
 その中の一つは、「地球は洋の東西南北を問わずにサッカーで燃えている。だがそのうち何割の者が、サッカーという言葉が、蹴球の規則を統一した協会(アソシエーション)の略語(*)であることを知らないのはよいとしても、戦場で敵兵の頭蓋骨を蹴ることからその遊びが始まったことを知っているだろうか」(秀明大学学頭、評論家・西部 邁)である。
 球状のもの(ボール)を足で扱う競技(フットボール)は、古くは中国で、兵士の訓練や一般市民の遊びとして広く行われていたのだから、後半部分がもし真実とすれば「兵士の訓練」の際に敵兵の頭蓋骨を蹴ったのだろうか。あまり信じたくない話だ。
 もう一つは、「中世のサッカーは、町の若者の即興的な喧嘩で、初めはルールなど一切なかった。まさに暴徒による乱闘だったのでエドワード二世は禁止令を出している。やがて手を使わせると殴り合いになるから、足と頭だけ使うことを許すルールができたのだろう。暴れるサポーターはその発生の名残を留めている」(小説家・曽野綾子)、「サッカー会場で暴れまくるフーリガンの蛮行がその遊びの歴史にも関係している」(前掲・西部 邁)である。
 ラグビー党の私にとっては、試合そのものにはあまり関心がなかったが、サッカーのWC(便所ではなく世界杯)に関する新聞報道のお陰で、「サッカーの名称の由来」、「選手でなくサポーターが喧嘩する歴史的背景」、「フランスが人種混合野チーム(移民問題)」、「人種差別」、「社会奉仕付き罰則」など興味深い今回のWCであった。

(*)正式名称は、「アソシエーションフットボールassociation football」で、サッカーの語源は、associationのsocにcを重ねerをつけ、soccerとなったとのこと
by god-door70 | 2006-07-27 10:32 | 美術・音楽(entertainment) | Comments(2)
Commented by よっしぃ〜 at 2006-07-28 12:18 x
今回のサッカーねた。とても興味深かったですな。そーなんだ、という感動を持つと、頭が活性化されますね。
Commented by god-door70 at 2006-08-08 15:53 x
日本のラグビーがもう少し強いと盛り上がるのですが、サッカーのようにいかないのが残念です。
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