切手に見る紙のお話(5) 紙がない時代の書写材料(4)

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紙がない時代の書写材料(4)
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[亀甲獣骨]
 中国の殷時代(紀元前18~12世紀ごろ)に亀甲や牛甲骨に文字を彫って記録した文が、1899年に河南省安陽市北西郊外で発見された。b0089323_10511951.jpg
中国で最も古い文字で甲骨文(右・図1)と呼ばれている。b0089323_1051314.jpg
 亀甲(左・図2)や獣骨は書写材料として広範に使用されたのでなく、主として占い師達のための素材であったが、占い内容と結果を鋭い刃先で彫り込み記録したという意味では書写材料の一つであった。占いの方法は、亀甲や獣骨の裏側に小さな丸いくぼみをつくり、その部分に焼けた木片を押しつけて、割れ目を生じさせる。その割れ目の形状で吉凶を占った。
 紀元前の古き時代に、何を占ったのだろうか。天気、獲物、敵の来襲、収穫、方角などが想像されるが、意外と男女の相性占いだったりして。

(図1)亀甲と申骨文字。(台湾・1979年)
(図2)亀甲(中国・1996年)
by god-door70 | 2006-07-28 10:54 | 切手に見る紙のお話(paper) | Comments(2)
Commented by よっしぃ〜 at 2006-07-28 12:43 x
うーん。是非、文章の中に、『くすっ』とした笑いをとれる文章を盛り込んでほしいですな。楽しみにしてます(笑)。
ひま人の独り言…
Commented by god-door70 at 2006-08-08 15:50 x
ご意見ありがとうございます。内容が内容なので、少し文章がかたいかも。面白みを出すようにしますかね。性分はなかな変わらないかも?
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