西洋美術史講座「バロック絵画」

b0089323_10262951.jpg 2006.9.6 西洋美術史講座「バロック絵画」2回目、《ルーベンスの作品を読み解く》を聴く。
 ルーベンス(左、自画像)は、第一に画家であったが、学者でもあり、絵画や古代彫刻の熱心なコレクターでもあったようだ。作品数が多いのは、工房システムで注文を受けていたことにある。従って、総て彼の手によるもの、指示した構想を工房が描き筆をいれたもの、指示した構想を工房が完成させたものの3種類が存在するらしい。ルーベンスは、大工房の経営者ということになるのだろうか。いずれにしても、17世紀バロック絵画を代表する巨匠と、講師は位置づけていた。

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 スライドで作品を見ながら、バロック芸術の特徴であるダイナミックさ、安定感、全体の調和という観点からルーベンス作品の解説を受けた。大祭壇画「キリストの昇架」(上、左図)、「キリストの降架」(上、下図)、「最後の審判」(下、左図)、「レウキッポスの娘の強奪」(下、中央)、連作「マリー・ド・メディシスの生涯」、妻や家族を描く「自画像」「毛皮をまとうエレーヌ・フールマン」(下、右図)など。b0089323_10541557.jpgb0089323_10573091.jpgb0089323_1105611.jpg
 53歳、ルーベンスは織物商の娘エレーヌ・フールマンと再婚、3人の子供をもうけたという。絵もエネルギシュであるが、人生もエネルギッシュに生き抜いたということになる。うらやましい限りである。
by god-door70 | 2006-09-06 21:25 | 美術・音楽(entertainment) | Comments(0)
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