切手に見る紙のお話(14) 折り紙・希代の名作「折り鶴」 (2)

折り紙・希代の名作「折り鶴」 (2)
<折り鶴の切手>
 鶴は古くから神鳥と考えられ、決まった時期に飛来するところから季節の使者とされた。一度結ばれると終生添い遂げることから婚礼の祝い飾りや衣装のデザインに用いられてきた。鶴の姿を美しく描いた日本切手(下図左から1,2,3)は多いが、デザイン上変化がつけ難いのか、折り鶴を描いた切手は少ない。
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b0089323_11185365.jpg まず、慶事用として1982年に折り鶴デザインの切手60円(右図4)が初めて使用され、郵便料金の変更に伴って現在までに6種が発行されたこれらの切手は昭和62年~平成2年の年賀切手お年玉小型シートに、2種横連刷の1種として収められている。
 また昭和39年用の小型シートには、地のデザインとして2羽の折り鶴(下左:図5)が描かれている。
年賀はがきでは、昭和32年用、61年用、平成7年用の3種に登場。この他、《日本国際切手展2001》では、折り鶴紙の日替わり替わり小型印《フィラニッポン‘01の日》(下中央:図6)が使用された。
 外国切手では、ペルーが「日本人ペルー移住100周年記念」に鶴の折り紙をデザインした切手(下左:図7)を発行している。

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 (図1) 皇太子(明仁)帰朝記念(1953年)
 (図2) 第5回ラムサール条約締結国会議記念(1993年)           
 (図3) 自然保護シリーズ 「タンチョウ」(1975年)
 (図4) 慶弔切手・折り鶴(1982年)
 (図5) 年賀切手・昭和39年用お年玉小型シート(1964年)
 (図6) 小型印《フィラニッポン》(2001年)
 (図7) 日本人ペルー移住100周年記念(ペルー・1999年)

by god-door70 | 2006-10-05 11:06 | 切手に見る紙のお話(paper) | Comments(2)
Commented by tokutoujin at 2006-10-09 09:00 x
毎回切手のうんちくを楽しく拝見してます。奥が深いですね。収集したコレクションは膨大でしょうね。一度拝見したいものです。集めるだけでなくその中に描かれている内容を調べているところが普通のコレクターとは違うと感じました。
Commented by god-door70 at 2006-10-09 21:53 x
日本切手については、高価な初期のものは欠けているもんがありますが、比較的整理されています。外国切手は、紙関連と楽器切手(ギター関連)をテーマとしてきましたので数えたことはありませんが膨大はともかくも結構な数になります。ただし、整理ができずにグチャグチャの状態。ぼちぼちやっていますが、これがなかなか進展しないのが悩み。
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