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「近代洋画の巨匠たちー浅井忠 岸田劉生 そしてモネ」

 2006.10.6 先月初めに、浅井忠がパリ郊外のグレー村を描いた水彩画を期待して府中市美術館に出向いたが、残念ながら水彩画は京都付近を描いた作品だけだった。
「近代洋画の巨匠たちー浅井忠 岸田劉生 そしてモネ」_b0089323_2229759.jpg 六本木・スウェーデン大使館の近くにある泉屋博古館分館で、住友コレクション「近代洋画の巨匠たちー浅井忠 岸田劉生 そしてモネ」が開催されていると聞き、ひょっとしてと思い出掛けた。
 浅井忠の水彩画、「グレーの森」(左)を含む3点ほか油彩1点が展示されていた。グレー村を描いた水彩画はどの位あるのか知らないが、そのなかの1点にようやく出合え、満足したひと時を過ごした。
 岸田劉生の作品も数点展示されていた。これまで劉生の「麗子像」を東京国立博物館のもの含め数点観る機会があったが、すべて一人の麗子像であった。今回はじめて二人描かれた「二人麗子図(童女飾髪図)」を観た。好みではないが、自分としては再発見。
 住友家の旧蔵品を蒐蔵する当館は、本拠地が京都で、所蔵品の特徴は古代青銅器、中国絵画とのこと。日本絵画では京都画壇に所属する画家の作品が多いようだ。
by god-door70 | 2006-10-06 22:15 | 美術・音楽(entertainment) | Comments(4)
Commented by tokutoujin at 2006-10-09 08:55 x
浅井忠の水彩画にご執心ですね。泉屋博古館分館に入ったことありませんでした。一度訪問したいと思います。
Commented by god-door70 at 2006-10-09 21:42 x
こじんまりとした美術館です。来館者少なくゆったりしています。ご趣味関連で陶器が展示されている時などがよろしいいのではないでしょうか。
Commented by tokutoujin at 2006-10-10 10:58 x
黒田清輝を調べていたら、彼が画家としての修行をしていたのが、「グレー村」であることを知りました。黒田記念館で企画展をやってます。HPにグレー村のことが書いてありました。
Commented by god-door70 at 2006-10-10 11:51 x
黒田清輝が描いた場所で、10年後に浅井忠が同じ場所で描いた作品があるとHPの公開映像で見付けました。ありがとうございました。機会をみて訪れたいと思っています。
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