皇居内を見学

b0089323_23235654.jpg 2006.10.14 晴天の一日、皇居内を特別に見学する機会を得た。桔梗門(左)から入り、国会議事堂のモデルとなった旧枢密院庁舎(大正11年)、皇宮警察本部庁舎前を通り、「済寧館」へと進む。当館は、木曾檜造り。天皇・皇后の玉座(正面中央)がある国内唯一の武道場だそうだ。正面左壁に有栖川熾仁筆「済寧館」額、右壁に、横山大観「富嶽」(82歳の作)画が掲げられていた。東西隅には、京都二条城にあった時を告げる大太鼓が置かれていた。b0089323_2314534.jpg 旧枢密院庁舎は、天皇の最高諮問機関として重要国事を審議した庁舎。今は、倉庫として使用され、当時を見る影もない姿。 太田道灌の家紋・桔梗から名づけられたという「桔梗門」付近に戻り、「富士見櫓」を右に見上げながら宮内庁庁舎前に出る。
 「富士見櫓」(右)は、万治2年(1659年)に再建された三重櫓。石垣は、「野づら積み」といわれ、自然石をそのまま積んでいるためすき間が多く崩れそうだが、積み方としては最も頑丈だそうだ。櫓の高さは、15.5mとか。
 宮内庁庁舎(下)は、以前宮殿として使用されていたこともあり、一般参賀の際には天皇がバルコニーに立たれたこともあるとのこと。
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 宮内庁庁舎からゆるい坂を上ると宮殿(昭和43年完成)東庭(下)の広場にでる。毎年新年・天皇誕生日に一般参賀が行われる会場になる。長い棟の長和殿は、どの位の長さか聞き漏らしたがデジカメには入りきらなかった。有田焼の灯篭が数基並び、「若松の塔」なるモニュメントがある。
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 宮殿広場から「二重橋」をわたり伏見櫓を眺める。三代将軍家光の時、寛永5年(1928年)に京都伏見城から移築したとの説明あり。江戸城には20基の櫓があったようだが、現存櫓は、桜田櫓、富士見櫓、伏見櫓の3基だけ。石垣とともに、江戸城の面影を残している。b0089323_234135.jpgb0089323_23501143.jpg
 「二重橋」(左)を折り返して、蓮池、「富士見多聞」(右)を右手に見ながら太田道灌が主導して掘ったという「道灌濠」を眺める。濠の水面は、緑色に染まって見えた。蓮池は、開花の時期には一面に花を咲かせ建物「富士見多聞」に調和して素晴らしい景観をもたらすのだろう。
 昨9月、天皇家に男子誕生の慶事があり、明るい雰囲気の中で見学できた。北朝鮮が核実験を断行し、世界を震撼させている。国連安保理が、北朝鮮に対する制裁を決定し、日本独自の制裁項目も閣議決定したと報道されている。そんな折の皇居見学であったが、何よりも日本国の安全を願い、戦争体験者のひとりとして、二度と戦争はごめんだ。
by god-door70 | 2006-10-14 19:00 | 文化財・庭園(temple,park) | Comments(0)
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