切手にみる紙のお話し(29) 相撲に使われる紙(5/終)

相撲に使われる紙(5/終)
元 結
 「元結」は、力士の髷(まげ)を結うための紙製のひもで、年間数拾万本使われているとのこと。
 和紙を細長く切り、木綿で巻き、海藻と米で作られた糊を塗布し乾燥させて作られる。元結の用途は、力士用以外には歌舞伎、時代劇、日本髪美容院等で使われる。日本相撲協会へ納められている元結は長野県で漉かれた和紙を用い信州飯田周辺の水引メーカーによって生産されている。
 元結で髪を縛ることを「元結をかける」と表現され、床山の腕の見せ所でもある。

付録/  紙 相 撲
 紙を切り抜いた紙製相撲を本場所さながらに毎月開催している「日本紙相撲協会」があり、50年以上の歴史があるという。
 協会規則によると、力士作成法では「材質は市販の画用紙。身長6㎝、右上手がつま先3.5㎝以上、体重は関取(十両・幕内力士)については1.5g前後、幕下力士は1.2g以下。本場所で使用する土俵では、直径12cm、上部板は14cm四方とし、土俵上に敷くサンドペーパーは150番を使用するなどなどきめ細かい。「日本紙相撲協会」のホームページは見ているだけでも楽しい。
 これまで集めてきた古い切り抜き資料のひとつに、2003.1.10日本経済新聞朝刊最終ページ「文化」欄に掲載された協会理事長青木敦司氏執筆の「力士ひらり紙相撲半世紀」がある。ご自宅の2階にある「紙相撲横浜国技館」の写真入り記事で、面白く読み返した。
これだけ熱中できる紙相撲協会所属の力士を抱える親方連中に敬意を表し、うらやましくも思う。
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相撲シリーズ全5集の第5集
   (1979.3.10発行)
(図1,2) 武隈と石見潟取組の図
(図3) 大童山土俵入の図
by god-door70 | 2007-07-15 13:52 | 切手に見る紙のお話(paper) | Comments(0)
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